Gather-Tech.info #9: アウトプット&シェア
#9です。
先週は、iOSDC 2016、CEDEC 2016が開催されたのでそれぞれの資料や記事がたくさんあがっていました。それぞれのまとめ記事のリンクを貼っておきますので興味ある方はどうぞ。
iOSDC 2016
CEDEC 2016
今週のイチオシ
Qiitaの及川氏が考えるエンジニアの成長に必要なアウトプット : ASCII.jp
アウトプットすることの大切さが説明されている。成長を促すためには、外発的な動機付けと内発的な動機付けをうまく組み合わせた成長が必要とのこと。
私のいたグーグルも『Share Everything You Can』という考え方で、共有できない理由があるもの以外は共有されていたので、基本社内の情報はすべて見られるようになっていた
当たり前のようなことだけど日本のそこそこ大きい企業はこれが全然できていないと思っている。何かにつけて権限で制御したがる文化をなんとかできないものか。
同じ部署なのにアクセス制御されていて見えない情報とか現にあるし、聞いてみるととりあえずアクセス制御しましたみたいなことがあったりする。
情報をオープンにする文化をなんとかして作れないか模索しているのであらためて色々と考えさせられた。
しかし、日本オラクルもQiita Oraganization導入しているのか。意外だった。
ニュース
Android 7.0 Nougat の最終版を公開 : Google Developers Japan
Android 7.0 Nougatがついにロールアウトされた。数週間かけてNexus系の端末に配布される。Nexus5とNexus7は対象外となっているので注意。
Decommissioning Otto : HashiCorp
hashiCorpのOttoがはやくも終了したとのこと。発表されたのが去年の9月。他のプロダクトとの差別化が難しかったのか?
アーティクル
2015〜2016年で開発組織を作るためにやってみたこと : Septeni Engineer’s Blog
社内の組織の体制作りをどのようにやってきたかについて。社内全レビューの仕組みいいな。社外レビュアーもCool。
エンジニアが会社を選ぶ時代へ
AbemaTVの採用に関する考え方の記事。
「会社がエンジニアを選ぶ時代」から「エンジニアが会社を選ぶ時代」になったと改めなければならないと感じています。
こういう意識がある会社は強いなーと感じた。
2016年現在、WebSocketはおすすめできない : Qiita
WebSocketを阻むものを説明している。技術的にお勧めできないという訳ではなく、Proxy環境下ではお勧めできないということなのでタイトルに釣られないように注意。たしかに会社だとWebSocket通らなくて使えないサービスとかあるんだよな。
Swiftの開発体制、swift.org/Swift Evolutionリポジトリとは? : Build Insider
Swift.orgについての説明記事。Swiftの開発体制、コントリビュート方法がまとめられている。
Swiftのメーリングリスト読むには以下のアプリ使うのがお勧め。メールボックスがあふれなくて済むので。
MS の Emotion API を使って Unity 上にインタラクティブいちゃいちゃギャルゲーを作ろう : Qiita
MicrosoftのCognitive ServicesのEmotion APIの利用例。PCのカメラからユーザーの表情を送ってその感情にあった台詞をキャラが言ってくれるというもの。写真だけでなく、動画上の感情推定もできるらしい。
スライド、ビデオ
iOS10時代のCollectionView最新つかいこなし : Speaker Deck
iOS10からUICollectionViewのライフサイクルが変わったり、Cellのprefetch APIが用意されたとのこと。
機械学習で泣かないためのコード設計
機械学習で難しいこと(データが悪いのか、モデルが悪いのか、学習方法が悪いのか)、原因の切り分け方が簡潔にまとめられている。
IT業界におけるコミュニティの重要性と関わり方
コミュニティとはなんぞや、今まで運営してきたコミュニティから得た知見、運営する上での注意点などがまとめられている。すごいよい資料。何度も読み直したい。
ツール、ライブラリ
StyleKit: A powerful & easy to use styling framework written in Swift
iOSアプリのUIコンポーネントのスタイル(フォントの種類、サイズ、カラーなど)をJSON形式で指定できるようにするライブラリ。
workq: GitHub
Go lang製のジョブスケジューリングサーバー。マニュアルもしっかり書かれている。
py-secretcrypt: GitHub
データベースのパスワード、APIトークンなどの秘密情報をAmazon KMS経由で利用するライブラリ。これを使えばうっかり生のキー情報をコミットしてしまうのを防げる。Python版とGo lang版がある。
作者のブログ記事。
reactotron: GitHub
OS X用のReactとReact Nativeインスペクトツール。
サービス、アプリ
Qbserve - Automatic Private Time Tracking App for Mac OS X
MacOS用のタイムトラッキングアプリ。$40。複数端末間でデータ同期できないのでRescueTimeに軍配があるかな。
Doc generator | 秘密保持契約書(NDA)雛形生成サービス
NDAのひな形を自動生成してくれるサービス。
Breakdown-notes
オンラインで、マインドマップやダイアグラムが書けるサービス。エディタの使い勝手が悪いのが残念。
書籍
できる100の新法則 Tableau タブロー ビジュアル Web 分析 データを収益に変えるマーケターの武器 : 木田和廣, できるシリーズ編集部 : Amazon.co.jp
9/8発売予定。Tableauの本が出る。主にWebサイトの解析について書かれているようだがTableauの基本的なことをおさえるには良さそう。
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装 : 斎藤 康毅 : Amazon.co.jp
9/24発売予定。ライブラリを使わないでDeep Learningの原理を学ぶらしい。仕組みをきちんと理解するのに良さそう。
ガジェット
FishHunter™ PRO - Portable Fish Finder
スマートフォンで表示できる魚群探知機。Android、iOS両対応。$179.99。
窓の閉め忘れをスマホからチェック。1000円台のIoTデバイス『leafee mag』、Makuakeに登場 : Engadget Japanese
窓の開閉状態をスマートフォンから確認できるデバイス。一般価格は1980円。Makuakeで出資募集中。