Gather-Tech.info #14: キャッチアップ力、意識していますか?
#14です。
先週は興味深いイベントが2つありました。
LINE DEVELOPER DAY 2016の方は以下に資料がすでにまとまっています。
この記事も雰囲気がつかめて良いです。
ServerlessConf Tokyoの方はまだ資料はまとまっていないようです。
以下、目についたまとめ記事を挙げておきます。
- サーバーレスをやっていく気持ち!【ServerlessConf Tokyo 前半のレポートと資料まとめ】 | サーバーワークス エンジニアブログ
- ServerlessConf Tokyo参加メモ : Qiita
今週のイチオシ
スキルをすばやく身につけるスキル「キャッチアップ力」について : NaeNote
キャッチアップ力の重要性について書かれている。
- 同じタスク、または似たようなタスクを同じ期間やっている
- 同じ時期に入社、最初は仕事への理解力、適応力に差が無かった
にも関わらず、時間が経つにつれて明らかに作業の質や量に差が出てくることを何度も体感していてその原因についてぼんやりと思っていたのだが、それがうまく言語化されていると感じた。
「要領が良い」とか、「向いている」とはまた違う何かだと思っていたのだが、まさにこのキャッチアップ力のことだと思った。
考えるのをやめず、学びをやめない。キャッチアップする力をつけ、変化に即応できるようにすること。
結局のところ、この意識がある人とない人の差なのかな。何も考えずに与えられた仕事をただやるだけの人と、きちんと意味を考えてより良くする方法を考えながら仕事する人。
まあ、差が出て当然か。
ニュース
Microsoft、「Yammer」の単独提供を2017年1月1日に終了へ : ITmedia ニュース
Yammerの単独での提供は終了して、今後はOffice 365 Groupsに統合されるとのこと。
Realm Mobile Platform: リアルタイムの同期と、Coreのオープンソース化
Realm Mobile Platformがリリース。Realm Object Serverによりリアルタイム同期などが可能に。
Mozilla、Firefox OSを搭載した全ての商用デバイスの開発から撤退 : juggly.cn
Mozillaが今年7月で、Firefox OSを採用したすべての商用デバイスの開発から撤退していたことが判明したとのこと。すべてをWeb技術でというコンセプトは良かったがやはり難しかったか。
アーティクル
UIColorの定義はすべて#colorLiteral使ってみることにしてみた : Swift・iOSプチコラム
Xcode 8から使える#colorLiteralについて。これを使うと色がぱっと見で直感的に分かる、カラーパレットで色を指定できるといったメリットがあるとのこと。これは便利。
PyConJPで触発されてPythonのType Hints(型ヒント)について書いてみた : のんびりしているエンジニアの日記
Python3.5で導入されたType Hintsについて。PyCharmはver5.0以降ならすでに対応している。詳しい仕様についてはPEP 484参照とのこと。
エンジニアにコミュニケーション能力は必須、という話 : Timers Tech Blog
エンジニアに必要なコミュニケーション能力について。コーディング、議論、情報共有というコミュニケーションがソフトウェア開発では必要。単に会話できる能力だけではない。
Housmartのエンジニアが自由研究に時間をかける理由 by Tomoaki Takamatsu : 株式会社Housmart
モチベーションとアウトプットを最大化するための方法。「Will Can Must」の3つをコントロールするのを意識することが大事。自由研究の時間はこの3つのバランスを調整する時間とのこと。
スライド、ビデオ
普通の開発メンバーが リーダーになってやったこと : Speaker Deck
初めてチームリーダーとなった時にどのようなことを行ったのか、どんな問題が起きたのか、結果としてどうなったかがまとめられている。
普通のことを開発メンバーに伝えることがチームをよくすることだと思います。
本当にこのとおりだと思う。普通のこと、当たり前だと思っていることでもきちんと伝えないとダメ。
フリーランスWebデザイナーの「仕事とくらし」10年のこれまでとこれから : Speaker Deck
フリーランスをやっていく上でのノウハウがまとめられている。ツールはあくまでも手段、自分に向いた勉強法を探す、「好き」は強い、見積もりの出し方などフリーランス以外でも参考になる部分が多い。
Vulsで危険な脆弱性を最速検知!: SlideShare
脆弱性検知ツールVulsについて。脆弱性情報の差分通知の方法、VulsRepoによる結果の可視化について書かれている。
ツール、ライブラリ
g9: GitHub
マウスドラッグで操作可能なインタラクティブなシェイプを作成できるJavaScriptライブラリ。
codebuff: GitHub
機械学習を使ったコードフォーマッター。以下の論文に基づいている。
JAYSON: GitHub
Swift3.0に対応したJSONライブラリ。SwiftyJSONよりも簡潔にJSONを扱える。
noteshrink: GitHub
手書きのノートをきれいにするアルゴリズムについて。Pythonで実装されている。
アルゴリズムの解説はこの記事。
書籍
初めてのWatson APIの用例と実践プログラミング: 井上研一 : Amazon.co.jp
IBMのWatsonの入門本。10/26発売予定。
Pythonデータサイエンス -可視化、集計、統計分析、機械学習 : 杜 世橋 : Amazon.co.jp
Pythonによるデータサイエンス本。本当に今年はこのジャンルの本多い。10/23発売予定。
サービス、アプリ
Surge Mac - Advanced Web Debugging Proxy for Mac & iOS
Mac用のネットワークモニタリングツール。Standard Licenseで$49.99。
Tomato
ブラウザ上で動くシンプルなポモドーロタイマー。終了時の音がビビる。
NotePlan
Markdown + Calendar + Notes。予定とTodoとそのバックログをまとめて管理することができる。しかもMarkdownで。すごい便利そう。
ガジェット
エレコム、360°全天球アクションカメラを発表、5万8430円。半天球モデルは4万7740円 : Engadget Japanese
エレコムが全天球カメラを発表。10月上旬に発売予定。全天球タイプが5万8430円、半天球タイプが4万7740円。
モトローラ、背面モジュールで拡張できる「Moto Z」「Moto Z Play」を国内投入 : ITmedia Mobile
Moto Zがフラッグシップモデル、Moto Z Playがミドルレンジモデル。Moto Zが8万5800円、Moto Z Playが5万3800円。機能拡張モジュールの仕組みが面白い。スピーカー、カメラ、プロジェクターなどのモジュールが別売りで用意されている。
世界で初めて「水分補給レベル」と心拍数・カロリー・歩数を計測可能なウェアラブルデバイス「LVL」 - GIGAZINE
水分補給レベルが分かる活動量計とのこと。現在Kickstarterで出資受付中。見た目もスタイリッシュなので期待。