Gather-Tech.info #101: データに基づき機能の価値を確認する
#101です。
先週はAWS Summit Tokyo 2018が開催されていました。資料等は例年どおりなら後でまとめて公開されると思います。キーノートのレポートがいくつか出ています。
- ASCII.jp:KDDI、ソニー銀行、SOMPO HDなどが語った「AWS Summit」基調講演 (1/3)
- AWS Loft Tokyo、大阪リージョンなど、AWS Summit Tokyo 2018の初日基調講演における新しい話題とユーザー企業が語ったこと:ソニー銀行は「クラウドオンリー」へ : @IT
- Amazon SageMaker東京リージョン提供開始を発表「AWS Summit Tokyo 2018」3日目キーノートより : gihyo.jp … 技術評論社
また、RubyKaigi 2018も開催されていました。Speeeさんのまとめで雰囲気やどんな発表があったのかざっと分かります。
- RubyKaigi 2018 速報!!(1日目) : Speee DEVELOPER BLOG
- RubyKaigi 2018 速報!!(2日目) : Speee DEVELOPER BLOG
- RubyKaigi 2018 速報!!(3日目) : Speee DEVELOPER BLOG
今週のイチオシ
プロダクトの「負債」を「機能」と呼び直す 〜A/Bテストを用いた”価値”の定量化〜 : Quipper Product Team Blog
負債だと思っていた機能をきちんとA/Bテストした結果、その機能がビジネスに有益であることが判明したという話。憶測や独断ではなく、データという事実に基づいて判定することが大切という実例。
データを元に判断するのは当たり前のことではあるのですが、こういう場合って「どうせ使われてないだろ?」という雰囲気がチーム内にあると正しい判断ができなくなるものです。データに基づいて機能の価値を確認することの大切さを再認識させられる内容だと思いました。
ニュース
Google Home Beats Amazon Echo in Q1 2018 Smart Speaker Shipments According to New Study - Voicebot
Google Homeの出荷台数がAmazon Echoの出荷台数を超えたとのこと。
Announcing .NET Core 2.1 : .NET Blog
.NET Core 2.1がリリース。ビルドのパフォーマンス向上、暗号APIの追加など。
GNOME, welcome to GitLab! | GitLab
GNOMEが400以上のプロジェクトをGitLabに移動したとのこと。
アーティクル
This is SO cool! Use Azure AD to login to Azure Linux virtual machines : Enterprise Mobility + Security
Azure Linux VMにAzure ADでログインする機能について。Azure ADで管理できることにより退職者の権限管理が容易になる、ユーザー権限の集中管理ができるようになる。
オフィス・AWS環境をセキュリティ監視するためのログ収集 : クックパッド開発者ブログ
クックパッドのログ収集基盤について。AWS、各種SaaS、社内ネットワークや社内端末のログ等をすべて一カ所に集めて活用できる状態にしている。ログ検索にはGraylog、PagerDutyでアラート。
Cybozu Meetup で聞いた各社の技術ブログ運用の話と、Quipper のブログ再開について : valid,invalid
サイボウズ、リクルートテクノロジーズ、Quipperの技術ブログの運用方針や困っている点などについてまとめられている。
ProbotでGitHubのBotを作成してGlitchにデプロイしてみる : Developers.IO
GitHub botの作り方について。bot作成のフレームワークにProbot、デプロイ先にGlitchを使ったやり方。
How to build your own React boilerplate : codeburst
create-react-appやreact-slingshotといったボイラープレートを使わないでゼロベースからReactの最低限の環境を構築する方法について。
Android の apk に付与される権限の変化を検知する : mataku – Medium
apkの権限に変化があったらそれをCIのワークフローの中で検知できる仕組みについて。aaptでapkをパースして権限をみてそれをDangerで検知する。
スライド、ビデオ
REST API に疲れたあなたへ贈る GraphQL 入門 : SlideShare
GraphQLの概要、なぜ注目されているのか、AWS AppSyncの概要と機能について。
frontend-history : Speaker Deck
ここ10年くらいのフロントエンド界隈の歴史。Flashの退場、nodeの登場からBackboneなどのフレームワーク登場、AltJSの登場、パッケージ管理の登場などが時系列でまとめられている。
Bot Framework 最新情報 2018 : SlideShare
Build 2018で発表されたBot Framework関連のアップデート情報まとめ。Bot Builder SDK v4は.NET Coreベースに、Bot Framework Emulatorが会話履歴を保存できるようになったなど。
ツール、ライブラリ
ambv/black: GitHub
Pythonのコードフォーマッター。各種エディタのプラグインもあり。
src-d/gitbase: GitHub
Gitの履歴をSQLで操作できるツール。Go製。
jadjoubran/webdash: GitHub
JavaScriptプロジェクトのダッシュボードを提供するツール。プロジェクト内のpackage.jsonの一覧表示/更新、npmスクリプトをGUIで実行できる機能などがある。
SortableJS/Vue.Draggable: GitHub
View-modelと同期してドラッグ&ドロップできるVueコンポーネント。
andrealufino/Luminous: GitHub
iOSデバイスのシステム情報を取得するSwiftライブラリ。
vladocar/nanoJS: GitHub
基本的なDOM操作だけを提供するミニマムなJavaScriptライブラリ。0.6KBと軽量。
senorprogrammer/wtf: GitHub
ターミナルベースのダッシュボード。Googleカレンダー、GitHub、Jiraなどのデータを表示できる。
サービス、アプリ
TechEmpower Web Framework Benchmarks
Webフレームワークのベンチマーク結果をまとめているサイト。
Issue Map | 大きな Issue を小さな Task に分解!
GitHub Issueと連携してタスクをマインドマップのようにツリー構造で分解して整理、管理できるサービス。
Favicon Kit · get and embed Favicons from any website with this simple API
URLを指定したWebサイトのファビコンを取得するサービス。