Gather-Tech.info #109: ユーザーへの価値提供に最大限集中するために
#109です。
先週はGoogle Cloud Next ’18がサンフランシスコで開催されていました。Google公式に発表内容のまとめがされているのでこれを確認するとどんな発表があったか理解できます。
- Google Cloud Japan 公式ブログ: Google Cloud Next ’18 初日の出来事
- Google Cloud Japan 公式ブログ: Google Cloud Next ’18 2 日目の出来事
- Google Cloud Japan 公式ブログ: Google Cloud Next ’18 3 日目の出来事
なお、動画は以下で公開されています。
また、July Tech Festa 2018が開催されていました。資料はまとめられていないようですが、Twitterでハッシュタグ検索をすると当日の様子や資料を発見できます。
今週のイチオシ
最高のITエンジニアリングを支える守りと攻めの「設計技術」と「SRE」 : Speaker Deck
運用におけるユーザーへの価値提供に集中出来ない状態を減らすための守りの設計と集中できる状態を増やすための攻めの設計について。どう向き合っているかどう取り組んでいるかが書かれている。
ユーザーへの価値提供に集中できる状態を維持し続けるための意味や取り組み内容が丁寧にまとめられています。
ニュース
Atlassian + Slack : The Official Slack Blog
SlackとAtlassianがパートナーシップを発表。HipchatとStrideをやめてSlackへ。Hipchat、Strideの既存ユーザーには移行パスを提供予定。以下、関連記事。
- アトラシアン + Slack : アトラシアン
- Slackとの新しいパートナーシップの発表について : Atlassian Blogs
- Slack buys HipChat with plans to shut it down and migrate users to its chat service : The Verge
サービス間データ移行を容易にする「Data Transfer Project」、Googleら4社が発表 : Engadget 日本版
Google、Microsoft、Facebook、Twitterがサービス間で直接的なデータポータビリティを実現する取り組みを発表。
A milestone for Chrome security: marking HTTP as “not secure”
Chrome 68がリリース。HTTPSを使用しないサイトでは「not secure」と警告が出るように。
アーティクル
A one year PWA retrospective : Pinterest Engineering – Medium
PinterestのPWA対応のふりかえり。なぜPWA対応したか、どれくらいの期間で開発したか、エンゲージメント率含めどのような効果があったかが書かれている。
Let’s EncryptとACME : IIJ Engineers Blog
Let’s Encryptなどの無償のサーバ証明書が登場した背景と現状について。ブラウザ毎の信用レベル、証明書発行プロトコルのACMEについて。
リモートワークと心理的安全性と雑談、あるいは小咄 (こばなし) の話 : Kaizen Platform 開発者ブログ
リモートワーク時の雑談をする機会を増やす工夫について。意図的に小咄をする時間を設ける。時間になったらオンライン上で集まって話す。内容は何でもよい。
Cacooの新UIを裏で支えるHeadless Chromeによる自動保存機能の実装 : ヌーラボ
Cacooの自動保存機能でのHeadless Chromeの活用方法について。PuppeteerやChromeが含まれたRest APIサーバーをDockerコンテナ上に構築、更新時にこのAPIを呼んで自動保存する。
Client-side Performance Monitoring with InfluxDB : Wayfair Tech Blog
Wayfair社のブラウザのページ読み込み時間などのクライアント側の監視、Real User Monitoring(RUM)の仕組みについて。RUMとは何か、どういった課題があったか、InfluxDBを使用してどうだったかが書かれている。
Why Discord is Sticking with React Native : Discord Blog
DiscordのiOSアプリにおけるReact Native開発について。チーム構成やReact Nativeの欠点をどのように補っているかが書かれている。
スライド、ビデオ
魔法の拡張子(.SettingContent-ms) : Speaker Deck
Windows 10で拡張子が「.SettingContent.ms」のファイルに任意のコードを記述できるという危険性があるという話。仕様らしく修正される予定がないらしい。
github.com/mercari の今と昔 /github-mercari : Speaker Deck
メルカリのOSSにおけるCLA (Contributor License Agreement)運用について。なるべく手間にならないように工夫している。提出=CALの合意とみなすと規約に書いておく、PRのテンプレートに規約を書いておく。
エンタープライズアジャイルにおける要求探索の勘所 要求開発アライアンス2018年7月定例会 : SlideShare
エンタープライズアジャイルとは何か、なぜアジャイルが必要なのか、エンタープライズアジャイルにおいての勘所がまとめられている。
強いインフラが組織を創る / #jtf2018 : Speaker Deck
Wantedlyのインフラへの取り組みの変遷。マイクロサービスの課題、インフラチームが目指すゴールとその変化、取り組み内容などがまとめられている。
GuardDutyを使ったサイバー攻撃の検出と分析.pdf : Speaker Deck
AWS GuardDutyについて。 GuardDutyの概要、実際に使ったときの価格、今までどんな検知があったのか、検知したときのSlack連携やJiraチケット登録などのユースケースが書かれている。
ツール、ライブラリ
ansible/ansible-jupyter-kernel : GitHub
AnsibleのタスクやプレイブックをJupyter Notebookで動かすツール。
nathan/pax: GitHub
高速なJavaScriptバンドラー。Rust製。
Puchaczov/Musoq : GitHub
ファイル、CSVやJSON、時間などさまざまなデータソースに対してSQLが使えるツール。C#製。
nuitsjp/CopyToMarkdownAddIn: GitHub
Excel→Markdown、Markdown→ExcelができるExcelアドイン。
jmartin82/mmock : GitHub
HTTPモックサーバー。JSONかYAMLで定義を書ける。Go製。
サービス、アプリ
μPad
OSSのノートアプリ。OneNoteのように画像置いたり、テキスト置いたりとキャンバス上に色々と書けるイメージ。書いたノートはMarkdown形式でエクスポートできる。
Devhints — TL;DR for developer documentation
プログラミング言語、エディタ、開発ツールなどのチートシートがまとめられたサイト。
CodePilot.ai
ソースコード検索アプリ。ローカルのコード、GitHub、Stack Overflowなどから横断的に検索できる。
CSS Grid Layout Interface Builder : LayoutIt!
CSS GridをGUIで視覚的に試せるサイト。コードも生成できる。
CSS Scan - Instantly check or copy computed CSS from any element on the internet
マウスをホバーするとその要素やあたっているCSSを確認できるブラウザ拡張。