Gather-Tech.info #139: EasyとSimpleを区別する
#139です。
先週はJAWS DAYS 2019が開催されていました。以下で資料をまとめてくれています。
また、Scrum Fest Osaka 2019が開催されていました。資料のまとめ等はないようですが以下のレポートブログを見るとイベントの雰囲気が分かります。
- Scrum Fest Osaka 2019 1日目 : mono(0w0)ログ
- Scrum Fest Osaka 2019 2日目 : mono(0w0)ログ
- SCRUM FEST OSAKA 2019 に参加しました ~ 大阪ラプソディ : Be Happyman!!
今週のイチオシ
SimpleとEasyは違う / Simple is not Easy : Speaker Deck
EasyとSimpleの違い。簡単に使えるものがシンプルとは限らない、Easyはトレードオフであることが多いなど。Simpleにするために考えることもまとめられている。
簡単だと思っているものがシンプルとは限らないという当たり前だが忘れがちなことが丁寧に書かれています。目先の簡単さをとって試したものの実は複雑で後からどうにもできなくなることは多々あります。ここではフレームワークなど技術の採用に焦点を当てていますが、あらゆることにこの考えは適用できると思います。
ニュース
Google Domains .dev Early Access Program
Googleが.devドメインのEarly Access Programを開始。お金を払えば希望のドメイン名を先取りできる。
- 早くも「.dev」ドメイン採用のWebサイトが続々登場。Web.devやOpenSource.dev、GitHub.dev、Slack.devなど : Publickey
- Node.js Selected by Google for .dev Top Level Domain Early Access
モニタリングとアナリティクスのDatadogがAIによるWebアプリケーションテストのMadumbo を買収 : TechCrunch Japan
DatadogがWebアプリの自動テストツールを提供しているMadumboの買収を発表。
アーティクル
SRE チームの評価に役立つレベル別チェック リスト : Google Cloud Platform Japan 公式ブログ
SREチームのチェックリスト。初級者、中級者、上級者チームとレベルごとにどういうことができているとよいかが書かれている。
【2019 年版: 続】メール、Teams、Yammer の違いと、Teams 運用時のコツ【2/16 更新】 : Microsoft Partner Network ブログ
Office365で提供されるコミュニケーションサービスの使い分け方法のまとめ。用途や参加人数の違いなどによる使い分けの観点が書かれている。
Understanding Service Workers and Caching Strategies
Service Workerのキャッシュ方法について。キャッシュのパターンとどういうときにそれを使うかが書かれている。
What Is Chaos Monkey? A Complete Guide for Engineers, DevOps & SREs
Chaos Monkeyガイド。Chaos Monkeyとは何か、長所と短所、実践方法などのリソースがまとめられている。
DMMにおけるユーザーレビュー基盤の変革(データ駆動戦略を実現する『三種の神器』編)【Developers Summit 2019】 : DMM inside
データ駆動戦略について。データ駆動戦略がなぜ必要か、どのように実現するのか、優れた指標についてなどが書かれている。
10 npm Security Best Practices : Snyk
npmのセキュリティベストプラクティス。npmレジストリにsecretを公開しない、lockfileを強制する、author tokenを使用するなど。
スライド、ビデオ
Living with legacy systems : Speaker Deck
レガシーなシステムをどのように改善していったかについて。各個撃破という戦法を取り、現状把握から始める、今取り組むことを絞る、建設的先送りを意識。
CI/CDを使い倒して数段上のソフトウェア開発をしよう! : Speaker Deck
CI/CDについて。CIがなぜ必要か、CDがなぜ必要かが丁寧に解説されている。CI/CDがちゃんと回せるとどういった利点があるかも書かれている。
OSSの歩き方 / Walking with OSS : Speaker Deck
OSSを使うときのリスク考慮、選定のヒント、OSSへの貢献の仕方などがまとめられている。
Dynamic feature moduleの基本 / Cookpad.apk #2 : Speaker Deck
AndroidのDynamic feature moduleについて。アプリインストール後に特定のモジュールを後からインストールできる機能。作り方、実装時のポイントなどが書かれている。
Firebaseアプリ開発のテストについて考えてみる
Local Emulatorを使ったForestoreのrulesのテスト方法、firebase-functions-testを使ったCloud Functionsのテスト方法について書かれている。
ツール、ライブラリ
karthikv/purview: GitHub
サーバーサイドコンポーネントフレームワーク。サーバー側でコンポーネントをHTMLにレンダリングして送信、クラインとでHTMLを表示しサーバーにDOMイベントを通知する。
nathancahill/split: GitHub
サイズ変更可能な分割ビューが作れるJavaSCriptライブラリ。Reactコンポーネントも用意されている。
alexellis/inlets: GitHub
ローカルのエンドポイントをインターネットに公開できるツール。Go製。
b4b4r07/stein: GitHub
typicode/husky: GitHub
package.jsonにgit hooksのコマンドを書けるようにできるツール。pre-commit
時にnpm test
を実行とか書ける。
サービス、アプリ
Torimori Sweeper by Coffeeboo
Macのダウンロードフォルダにあるファイルを保存するか捨てるかを選択肢ながら整理するアプリ。
Commento: A fast, privacy-focused commenting platform
コメント機能をWebサイトに埋め込めるサービス。
ページまるごとWebP変換・効果測定
Web上の画像をWebPに変換するとどれくらい軽量化されるかレポートを出してくれるサービス。