Gather-Tech.info #140: 何のためにその問題を改善するのか?
#140です。
先週はCookpad TechConf 2019が開催されていました。資料や動画は以下で公開されていくとのことです。
今週のイチオシ
【資料公開】スクラムチームは改善する問題を正しく選んでいますか? : Ryuzee.com
プロダクトを作るのは儲けるため、うまく作る・たくさん作ることよりも成果を出すことにフォーカスすべき、バランスをとった改善が必要。
各種改善活動やチームビルディングが大事なのは誰しも共通でやった方がよいことという認識はあるものの何でやるのか?何のためにそれを解決しようとしているのか?はブレてきてしまうものです。しかし、ここに書かれているようにほとんどは儲けるためです。問題は何か、何のためにやるのかをきちんと考える直すきっかけになる内容だと思いました。
ニュース
Microsoft at MWC Barcelona: Introducing Microsoft HoloLens 2 : The Official Microsoft Blog
マイクロソフトがHoloLens 2を発表。価格は3,500ドル。Azure Kinectというカメラも合わせて発表。
- マイクロソフト、HoloLens 2発表 視野角2倍、視線追跡、全指操作など搭載 : Mogura VR - 国内外のVR/AR/MR最新情報
- Microsoft at MWC19 Barcelona / Azure Kinect, HoloLens 2 他 : ブチザッキ
Expanding target API level requirements in 2019 : Android Developers Blog
Google Playへの新規登録アプリのターゲットAPIレベルが2019年8月から28(Android 9)以上が必須となる。11月以降は既存アプリのアップデートもAPIレベル28以上にする必要がある。
Android Now FIDO2 Certified, Accelerating Global Migration Beyond Passwords : FIDO Alliance
AndroidがFIDO2認定を取得。 7.0以上を搭載している端末が対象。
アーティクル
Practical Go: Real world advice for writing maintainable Go programs
メンテしやすいGoの書き方のベストプラクティス集。コメントの書き方、パッケージデザイン方法、プロジェクト構成、エラー処理などについて。
開発支援サーバー(GitBucket、Redmine、Jenkins)を退役させてSaaSに移行させた話 : ZOZO Technologies TECH BLOG
GitBucketをGitHubへ、JenkisをCircle CIへ、ReadmineをGitHub Issueへ移行した話。なぜ移行を行ったのか、移行先の選定方法、移行の手順、移行によるメリットが書かれている。
iOSアプリのUIテストを分かりやすくするPage Object : Wantedly Engineer Blog
iOSアプリのPage Objectを使ったUIテストについて。ページを1つのクラスとしてまとめて操作や状態をメソッドやプロパティとしてまとめる。
バッチ処理の採用と設計を考えてみよう : Mercari Engineering Blog
バッチ処理について。バッチ処理の定義、処理時間や回復可能性などのバッチ処理の設計について書かれている。
Good collaboration, bad collaboration: A new report by Slack : The Official Slack Blog
Slackによるチームコラボレーションに関する調査レポート。世代による会社の成功の定義の違い、世代による優れたコラボレーションの定義の違い、国によるコラボレーションの課題の違いなどがまとめられている。
プロダクトマネージャーはSlack(ゆとり)が大事 : hikoharu’s PM blog
プロダクトマネージャーのアンチパターンについて。全部把握したいマンになっているケース、タスク持ちすぎなケース、コミュニケーションのハブになっているケースが紹介されそれぞれの対処法が書いてある。
スライド、ビデオ
PenTesterが知っている危ないAWS環境の共通点 : SlideShare
AWSのCredentialを窃取されてしまう事例の紹介と対策方法について。Credentialの漏洩防止、悪用の抑制、悪用の検知の3つに分けて対策方法を紹介している。
Infrastructure-as-Code-is-very-tired : Speaker Deck
Infrastructure as Codeで実現したいこと、実践する上でツラいこと、考えるべきポイントについて。コスト、スピード、リスクをきちんと考えるのが大事。
Kubernetes on AWS/EKSベストプラクティス2019.2 #jawsdays : Speaker Deck
Lambda、EKS、ECSの特徴と使い分けについて、Kubernetes on AWSをやる際に使う周辺ツールについて、運用するときのコツなどについてまとめられている。
レガシーシステムのおそうじ / Tidying legacy systems : Speaker Deck
レガシーシステムをどのようにきれいにしていくか。計測、分解、合意が大事。計測=課題の定量化など、分解=スコープの分解、タスクの分解など、合意=ステークホルダー、メンバーとの合意。
「いい検索」を考える : SlideShare
検索システムの構成要素、フィルタリングの評価、ランキングの評価指標、検索UIなどの観点でよい検索とは何かについてまとめられている。
ツール、ライブラリ
kaityo256/pptxgrep: GitHub
カレントディレクトリ内にあるpptxファイル内をキーワード検索できるツール。D言語実装。
nosir/cleave.js: GitHub
input要素に電話番号や年月などのオートフォーマット機能を追加できるJavaScriptライブラリ。
buefy/buefy: GitHub
軽量でレスポンシブなVueのコンポーネントライブラリ。FlexboxベースのCSSフレームワークBulmaベース。
k3s - Lightweight Kubernetes | k3s
IoTなどのEdgeデバイス向けの軽量Kubernetes。使用RAMは512MB、40MB以下のシングルバイナリに全てが含まれている。
Visual Studio Code for Chromebooks and Raspberry Pi
Chromebookやラズパイでも動くようにしたVS Codeのコミュニティビルド。
speee/jsx-slack: GitHub
SlackのBlock KitのJSONオブジェクトをJSXで書いて生成できるツール。TypeScript製。
matsoftware/swift-code-metrics: GitHub
Swiftプロジェクトのコード分析ができるツール。LOC、コメントの割合、メソッドの数、フレームワークの依存関係グラフなどが出せる。
サービス、アプリ
play.js - The Node.js and React Native IDE for iPhone and iPad
iOS用のReact Native、Node.js用のIDEアプリ。
Portal Spaces: Virtual Reality Meeting Space
VRでのリモート会議サービス。Oculus Goに対応。
Gremlin: Chaos Engineering Tools to Break Things on Purpose
カオスエンジニアリングを実行、管理できるサービス。シャットダウンしたりリソースを枯渇させたりできる。
Valued - Home Page
匿名で質問投稿、会話から組織の状態の分析など組織の状態を良くするための機能をいろいろ備えたSlackアプリ。