Gather-Tech.info #169: 効果的なミッション、バリュー、ビジョンを作るために
#169です。
先週はOracle Code One 2019が開催されていました。JavaやOracle Cloudに関す大きな発表がいくつかありました。キーノートやハイライトの動画は公開されているようです。
- On Demand Videos : Oracle Code One 2019
- [速報]Java 13が登場。ZGCの改善やSwitch式の実現など新機能。 Oracle Code One 2019 : Publickey
- [速報]Oracle Cloudを期限なく無料で使える「Always Free」発表。1GBのVM2つ、Autonomous Database 2つなど提供。Oracle OpenWorld 2019 : Publickey
またSlackのイベントFrontiers Tour 2019が日本で初開催されていました。日本でのSlack活用事例などの話も多くあったようです。
- [レポート] Slackを最大限に活用するためのヒントとテクニック : DevelopersIO
- 「雑務減らして練習増やす」「社内メール使いません」――東大アメフト部とメルカリの「Slack」活用術 (1/2) : ITmedia NEWS
- そのはんこ、Slackで。――米Slack最高製品責任者らに聞く、企業のコミュニケーションの未来と、さらなる普及への課題およびスラッシュコマンドの未来【週刊Slack情報局】 : INTERNET Watch
- 1分でわかる、日本初のSlack公式イベント「フロンティアーズツアー東京」を読み解く5つのポイント : BUSINESS INSIDER JAPAN
今週のイチオシ
企業の根幹を担うミッション ビジョン バリューの意味合いと作り方
ミッション/バリュー/ビジョンの違い、これらの効果を高めるためのスピリット/スローガンについて、これらがあることで得られる効果、実際の作り方などが書かれている。
ミッションやバリュー、ビジョンという言葉は同じように使ってしまいがちですが、それぞれ意味合いが違いますしそれぞれ相互的に作用して意味を成すものだということがとても分かりやすく書かれています。このあたりをちゃんと理解して設定できるようになると会社やチームのミッションを作るとき、メンバーに響きやすいものが作れるようになりそうだと思いました。
ニュース
Introducing NoSQL Workbench for Amazon DynamoDB — Now in Preview
AWSがDynamoDB用のNoSQL Workbenchのプレビュー版をリリース。WindowsとmacOS用のクライアントアプリ。GUIでDynamoDBの操作ができる。
Moving Firefox to a faster 4-week release cycle : Mozilla Hacks the Web developer blog
MozillaがFirefoxのリリースサイクルを2010年第1四半期から4週間ごとにすることを発表。
Google Developers Blog: Flutter news from GDD China: uniting Flutter on web and mobile, and introducing Flutter 1.9
Flutter 1.9がリリース。Flutter for Webが正式に統合された。
アーティクル
Scrum vs Waterfall - Serious Scrum : Medium
ScrumとWaterfallについて。変更を避けることができるときはWaterfall、避けられない変更を受け入れたいときはScrumを使うとよい。お互い補完的なものではないので両方を混ぜようとしてはいけない。
Android UI Testing Frameworks : ProAndroidDev
AndroidアプリのUIテストフレームワークの比較。Appium、Espresso、UiAutomatorそれぞれの概要と長所/短所がまとめられている。
[1908.04219] How do Developers Promote Open Source Projects?
オープンソースプロジェクトをどのようにプロモーションするのが効果的かについての調査。GitHubの100の有名なプロジェクトを分析してどのようなチャンネルを利用しているかを調べている。
チーム開発初心者のためのコードレビュー入門 : MyEnigma
コードレビューについて。コードレビューツールの紹介、コードレビューで注意すべきこと、よく使われる言葉の意味などが書かれている。
Microservices と会計システム : Mercari Engineering Blog
メルカリのサービスに付随して発生する債権債務を記録/集計するシステムについて。システムの変遷、現在のアーキテクチャ、課題、内部統制への対応などがまとめられている。
なぜ機能を削るのが良いのか : Seiji Takahashi - timakin|note
機能を削ることで得られるものは何か、機能を削れなくなる理由、削らない方がよい機能などのようなものかなどが書かれている。
スライド、ビデオ
pandasのStyling機能で強化するJupyter実験レポート / PyConJP 2019 : Speaker Deck
pandasのStyling機能について。Series/DataFrameに条件付き書式を適用できる。Jupyter上である条件のデータに色を付けて強調したいときなどに便利。基本的な使い方、便利な機能などがまとめられている。
A guide to writing specs toward engineers(Japanese) : Speaker Deck
エンジニアが理解しやすい仕様書のポイントについて。取り組みたい理由がはっきりしている、完了条件/スコープ/優先順位などがはっきりしているなど。
世界中の開発者と共に モノづくりをするために必要な6つのこと : Speaker Deck
グローバルに開発を楽しむために必要なことについて。素振りを欠かさない、居場所を探し続ける。外部との繋がりをもつ、何かを作って公開する、カッとなったときやる、英語に屈しない。
ツール、ライブラリ
ClickSimply/Nano-SQL: GitHub
いろいろなデータベースに対して同じAPIでクエリ操作できるライブラリ。TypeScript製。
KaiseiYokoyama/repub: GitHub
Markdownをepub3に変換するツール。Rust製。
arzzen/git-quick-stats: GitHub
gitリポジトリのコントリビューター情報や時間/週/月ごとのコミット数などの統計情報を出せるツール。
azu/mu-epub-reader: GitHub
Google translateを使って翻訳もできるEpubリーダーアプリ。Electron製。
vasanthv/jsonbox: GitHub
JSONデータをHTTP API経由で操作できる簡易的なオンラインストレージ。
ankur-anand/gojtp: GitHub
GoのJSON Threat Protectionライブラリ。JSON要素のArrayやStringなどの長さの最大値などを検証できる。
サービス、アプリ
browserless: The headless browser service
Chrome as a Service。PuppeteerやWebdriverで接続してブラウザテストできる。DockerコンテナはGPLv3で公開されている。
Publisheet
ExcelをWebアプリに変換できるサービス。Excelのアドインとして提供されている。
Byte Vitae — Your high quality developer resume in less than 5 minutes
開発者向けの履歴書ジェネレーター。GitHubと連携してリポジトリ情報などを引っ張ってくることができる。
microCMS | APIベースの日本製ヘッドレスCMS
サイト内の任意の場所だけCMS化できるサービス。たとえばお知らせを表示する箇所だけをCMSで管理できる。