#65です。

先週はFacebookがReact、Jest、Flow、Immutable.jsのライセンスをMITライセンスのもとで再ライセンス交付すると発表しました。すべてのFacebookのOSSがMITライセンスになるわけではないことに注意が必要です。

また、HTML5 Conferenceが開催されていました。
以下で動画が公開されています。

非公式ではありますが、以下で資料もまとめられています。

今週のイチオシ

ディープラーニングの応用のための具体的方針まとめ : HELLO CYBERNETICS

ディープラーニングを実際に応用する際の方針について。目標設定や指標の決定をどうするか、学習をどうするか、性能が出ない場合どうするかといった実践的な内容がまとめられている。

ディープラーニングを使う事自体が目的になることはない

まさにこのとおりだと思いました。技術を使うこと自体が目的になってはダメですよね。何でもかんでもAIだディープラーニングだもてはやす記事が多い中、とても実践的な内容が書かれていて参考になると思いました。
技術を使うことを目的としないで、きちんと目標を設定し何の問題を解決するかを考えることはディープラーニング以外でも言えることだと思います。

ニュース

Announcing CoffeeScript 2

CoffeeScript 2がリリースされた。出力されるJavaScriptがES2015になった等の変更点がある。

New – Per-Second Billing for EC2 Instances and EBS Volumes : AWS Blog

2017年10月2日からAmazon EC2とEBSの料金が秒単位の請求に。現状、WindowsまたはLinuxディストリビューションを実行するインスタンスは対象外で、秒単位でなく分単位での課金となる。

速報:Google、HTCから11億ドルでPixel開発チームを買収、自前でデバイス開発へ。HTCのビジネスは従来どおり : Engadget 日本版

GoogleがHTCのPixel開発チームを買収。HTCは今後もスマートフォン事業を継続する。

アーティクル

Creating serverless Slack commands in minutes with Go & Up

Slackコマンドの作り方のチュートリアル。Golangで実装、Upを利用してAWS Lambdaにデプロイする方法を紹介している。

Getting Started on Geospatial Analysis with Python, GeoJSON and GeoPandas

GeoJSONとGeoPandasを使ったPythonでの地理空間の分析方法のチュートリアル。geojsonioで可視化を行う。

iOSアプリ開発の全体像 : Qiita

iOSアプリを開発する流れや考慮点が網羅的にまとめられている。環境周りの話、デザイン、ライブラリの選定などが一通り書かれていて参考になる。

ヌーラボのアカウント基盤を Java 9 にマイグレーションして起きた問題と解決法 : ヌーラボ

Java9へ移行したときに得られた知見がまとめられている。どのような破壊的変更があるかなど。また、モジュールシステムについても分かりやすく書かれている。

Electron、React Native、Cordova…Web技術でネイティブアプリ開発する方法を、アシアル田中さんに聞いた : HTML5Experts.jp

Web技術でネイティブアプリを開発するフレームワークやツールの現状ついて。Electron、React Native、NativeScriptなどの概要や利点/欠点がざっくりと分かる。

スライド、ビデオ

法とクリエイティブの対位法 : Speaker Deck

サービスを作るときの法律との向き合い方について。法令に遵守、コンプライアンスを守るための制約にただうんざりして従うだけでなく法ができた背景などもきちんと知って思考停止しないようにする。

iOSDCで『Sketchからアイコン切り出し ⇒ Asset Catalogを自動生成 ⇒ 差分があればPullRequest』という流れをCIで自動化する話をしました : Konifar’s WIP

CIでAsset CatalogをSketchファイルから自動生成する方法。CIにはTravis CIを利用。Sketchの操作をコマンドで行えるsketchtoolを利用。

Amazon EMR で使う Hue : Speaker Deck

EMR上でHueを使うときの利点と欠点について。Hueへの接続方法の工夫やデータのバックアップ方法について書かれている。

The State of Web Components : Speaker Deck

Web Componentsの現状について。Shadow DOM、Custom Elements、Templates、HTML Modulesの説明、ブラウザの対応状況などが書かれている。モバイルWebではポリフィル無しで使える状態になっている。

ツール、ライブラリ

Boris-Em/ARCharts: Lovely Augmented Reality Charts for iOS - Built with ARKit

ARKitを利用したグラフライブラリ。

shu223/ARKit-Sampler: Code examples for ARKit.

ARKitのサンプルコード集。

botui/botui: 🤖 A JavaScript framework to create conversational UIs

会話型UIが作れるJavaScriptフレームワーク。Vue.jsベース。

Franchise: a sql notebook

WebベースのSQLクライアント。SQLite、PostgreSQL、MySQL、BigQueryに接続できる。CSV、JSON、XLSXの読み込みも可能。

サービス、アプリ

Coolors.co - The super fast color schemes generator

カラーパターン生成サービス。

Twilio Studio - a drag-and-drop editor for Twilio applications

GUIでTwilioのサービスを組み合わせたアプリを開発できるTwilio StudioのPreview版。