Gather-Tech.info #79: 技術を作る技術の大切さ

＃79です。

2018年がやってきました。本年もよろしくお願いします。

先週は年末だったのでいろいろな2017年の振り返り記事が多くありました。中でもThe Vergeの代表的なIT企業のまとめがよかったです。

今週のイチオシ

エンジニアリングと学術研究を両立する意味について書かれている。技術を作るために重要なこと、論文を書く意味、企業における研究開発の役割などの考えがまとめられている。

全体的にめちゃくちゃ響く内容です。「技術を使う技術」と「技術を作る技術」。前者ももちろん大切ですがより差別化を図るには後者が大切になってくるという話はごもっともだと思いますし、この部分をどう強化していくか真剣に考えていかないといけないと思いました。
以下の一文は特に心に響きました。

科学的アプローチによって事業を差別化する技術を生み出すために研究開発をするのであって、単にこれまで触ったことのない技術を使うために研究開発をするわけではない

OperaがNoCoinという仮想通貨のマイニングスクリプトをブロックする機能を搭載すると発表した。

Bootstrap 4 beta3がリリース。次リリースのv4でstableとのこと。

コードレビューをする上で気をつけることがまとめられている。よくない事例を元にどうレビューすればよいかが書かれているのでイメージしやすい。

.NETがオープンソースになってから3年間の出来事がまとめられている。リポジトリのIssueとPRの数、Microsoftによるものなのかコミュニティによるものなのかの比率が書かれている。

CircleCIのresource_classという設定について。コンテナのリソースを設定できる。将来的には課金する予定があるとのこと。

継続的にOSSにコントリビュートするための心得が書かれている。英語で語るよりもコードで語れるようになる、面倒なことはやらないなど。

Xamarin.iOSを使った開発について。Xamarin.iOSがどういったものか、開発方法についてまとめられている。

2017年末時点でのiOSアプリ開発のあれこれ。ライブラリの導入方法、UIの組み方、ライブラリ選定方法、テスト、CIなどがまとめられている。

テストを書く習慣を根付かせるための文化の作り方と具体的にテストをどう書いていくかがまとめられている。

Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションがなぜ必要か、どいういう役割なのかが分かりやすく書かれている。

Rust製のWebフレームワーク。ElmとReactに影響を受けている。JSXっぽいテンプレートが書ける。

オープンソースのドキュメントWebサイト用のStaticジェネレーター。Facebook製。

GitHubのメンションをSlackのユーザー名に変換してメンションしてくれるツール。

CSS Gridを学習できるオンラインコース。

会議に掛かっているコストを計算してくれるアプリ。

国産のクラウドIDE。Node.js、Rails、Djangoなど主要なものに対応している。

GoogleスライドをアニメーションGIFに変換してTwitterに投稿できるサービス。