#105です。

先週はSlackに関する話題が多い週でした。日本でのミートアップやローンチイベント、そして大きな障害といろいろありました。以下に関連するものを張っておきます。

Slack Developers Tokyo Kickoff

ローンチイベント

障害

今週のイチオシ

オープンソースの持続可能性 : TechCrunch Japan

オープンソースの持続に関する問題について。フリーライダー問題、プロジェクトを推進しているのは一握りの個人の推進力による場合が多い問題、それらを解決するためのPatreon、Open Collectiveなどのメンテナーを支援するための仕組みについて。

何でも無料で使えるのが当たり前という考えが浸透してしまっていることの弊害だと思いました。オープンソース=無料というわけではないので、コントリビューターやプロジェクトへの支援はどうしても必要となってきます。PatreonやOpen Collectiveのような仕組みが当たり前になることが今後はより必要になってくるでしょう。

ニュース

Announcing Flutter Release Preview 1 : Flutter – Medium

FlutterのRelease Preview 1がリリース。flutter upgrade コマンドでアップデート可能。

New – Amazon Linux WorkSpaces : AWS News Blog

AWSがAmazon Linux WorkSpacesの提供開始。Amazon Linux 2をベースにしたLinuxデスクトップが使える。

Python Release Python 3.7.0 : Python.org

Python 3.7がリリース。以下、日本語での解説記事。

アーティクル

Enterprise App Design: Does iOS Fare with Android in terms of Security? : ReadWrite

エンタープライズで使う場合のiOSとAndroidの比較。セキュリティ、デバイスの断片化、BYOD、集中管理などの観点で比較している。現状、iOSに優位性がある。

運用担当者のためのAWS改善マップ : Developers.IO

AWS運用時の見直しポイントについて。セキュリティ、信頼性、パフォーマンス、コスト、運用性の観点からチェックポイントがまとめられている。

How to Choose the Best Static Site Generator in 2018

Static Stite Generatorとは何か、使うと何がよいのか、代表的なプロダクトの紹介、選択するときの観点が書かれている。

Pythonのディープラーニングを使い、iPhone XにFace IDを実装した方法 : POSTD

Kerasを使ってiPhone XのFace IDに似たアルゴリズムを実装する方法について。実装はGitHubで公開されている。

E2EテストをPhantomJSから、Puppeteer + Headless Chromeへ移行しました : LCL Engineers’ Blog

PuppeteerとHeadless Chromeを使ったE2Eテストの方法について。取得したスクリーンショットはpixelmatchというライブラリで差分を確認している。

スライド、ビデオ

エンジニアになる覚悟 : Speaker Deck

エンジニアとして心がけていることについて。アプリケーションを作ってみて自分にあった技術を見つけていく、非機能要件にこだわる、知識に垣根を作らない。

esaのデザインの話 - 自分たちのWebサービスを作るデザイナーとしてやっていること / Design Talk of esa : Speaker Deck

esaのデザインプロセスについて。カラーテーマやタイポグラフィの選び方、ブランディングについてなど。

貢献できるOSSの見つけ方 / How to find “Good First Issues” : Speaker Deck

コントリビュートしやすいOSSの見つけ方について。”good first issue”というIssueラベルを探すととっつきやすいものが見つかる。GitHubのGraphQL APIからこのラベルがついたリストを作る方法も紹介されている。

ツール、ライブラリ

mzp/trello.md: GitHub

Trelloのボードのタスク情報をMarkdownでコピーするChrome Extension。

Jsonnet - The Data Templating Language

JSONベースのテンプレートエンジン。JSON、YAML、iniファイルなどが生成できる。

kiranz/just-api: GitHub

REST、GraphQLといったHTTPベースのAPIのテストフレームワーク。yamlにリクエストと期待するレスポンスを書いて実行する。

guillaumemorin/npm-insights: GitHub

npmパッケージのダウンロード数、インストールされたプラットフォーム情報などを収集できるツール。

justadudewhohacks/face-api.js: GitHub

顔認識、検出のJavaScriptライブラリ。tensorflow.jsを利用。

FiloSottile/mkcert: GitHub

ローカル開発用の証明書を作成できるツール。

サービス、アプリ

ipstack - Free IP Geolocation API

IPを渡すと国やZip code、位置情報などのジオロケーション情報を返してくれるAPI。

DevTube - The best developer videos in one place

デベロッパー向け動画のまとめ検索サイト。

Mergify.io

定義ファイルにルールを書いてそれが満たされたら自動でマージするGitHubアプリ。