#114です。

先週はMicrosoft AI labが公開したMicrosoft AI labが話題になっていました。手書きのワイヤーフレームをHTMLに変換してくれるという技術です。Cognitive Services含めAzureのサービスを利用しているようです。

iOSDC Japan 2018が開催されていました。公式の資料まとめはまだないようですが、以下でまとめてくれています。

また、GDG DevFest 2018 Tokyoも開催されていました。まだ全部揃っていないようですが、以下に資料がまとめられていくものと思われます。

今週のイチオシ

ZOZOTOWNシステムリプレイスの道のり/ ZOZOTOWN 更换云系统之道 : Speaker Deck

ZOZOTOWNのシステムリプレイスについて。リプレイス後の構成、監視、開発プロセスについて。リプレイス時に得た教訓も書かれている。目的を明確する、目の前の不安を我慢しない、自分の意思で改善する、周りの意見に押し流されないなど。

オンプレミスのシステムをAzure上へ短い期間で移行したという技術的に素晴らしい話なのですが、後半の教訓についてもとても素晴らしいです。特にレガシーシステムを否定しないというところはまさにそのとおりで、感謝しつつ新しい価値を生みさせるように考えていく心構えを忘れてはいけないと思いました。「なんなんだよこの仕組みは」とか思ってしまいがちなので。

ニュース

VMware Cloud on AWS、数千台規模のVMをダウンタイムなしでオンプレミスからクラウドへライブマイグレーション。新機能「VMware Cloud Motion」発表 : Publickey

VMWareがVMware Cloud Motion with vSphere Replicationという機能を発表。vMotionで仮想マシンをVMware Cloud on AWSへライブマイグレーションできる。

[速報]Amazon RDS on VMware発表。オンプレミスのVMware環境でもAmazon RDSを提供へ。Oracle、SQL Server、MySQLなど対応。VMworld 2018 US : Publickey

VMWareがAmazon RDS on VMwareを発表。オンプレのVMWare環境でRDSと同様のマネージドデータベースを提供できる。

アーティクル

結合テストと呼ぶのをやめた話 : asterisc

Google Testing Blogで紹介されているテスト分類について。単体テスト、結合テストと呼ばずにSmall/medium/largeとTest Sizeによって分類する。主観的な観点ではなく計測可能な指標で分類する。

Dhall で Kubernetes の YAML 管理をスマートにやっていく : ryota-ka’s blog

チューリング完全ではない設定ファイル記述言語Dhallについて。Dhallの基本的な構文の説明とKubernetesの設定ファイルのYAMLをDhallで書く例。dhall-to-yamlやdhall-to-jsonといったツールセットもある。

最近追加されたPythonの便利機能とこれからのPython in #ll2018jp : ぴよぴよ.py

最近のPythonで使えるようになった機能や今後使える機能について。pathlibモジュール、Type hints、Data Classesについて。Python 3.8で導入予定の代入演算子についての説明もある。

When to Use What: REST, GraphQL, Webhooks, & gRPC : Nordic APIs

REST、GraphQL、gRPC、Webhooksの概要と使用されている例、ユースケースについてまとめられている。

5TB/日 のデータをAWS Glueでさばくためにやったこと(概要編 : Future Tech Blog - フューチャーアーキテクト

AWS Glueについて。Glueで行えること、各種Tipsや注意点がまとめられている。

スライド、ビデオ

スケーラレーター: スタートアップとのオープンイノベーションに向けて : SlideShare

オープンイノベーションの在り方について。オープンイノベーションの現状の課題、ダメな理由、あるべき姿などが書かれている。

npm or yarn, that is a problem. : Speaker Deck

npmとyarnについて。パフォーマンス、yarnにあってnpmにない機能、npmにあってyarnにない機能、それぞれの使っていて引っかかるポイントが書かれている。

ゼロからサーバレスの先頭に追いつこう : Speaker Deck

サーバーレスの用語の定義、各社のサーバーレスのサービスがどのように変化してきたかがまとめられている。

Goらしいコードを業務でも書くために : Speaker Deck

Goらしいコードの学び方について。インターフェイス、非同期処理、テストの書き方を標準パッケージから学ぶ方法について。

Depth in Depth #iOSDC : SlideShare

深度データとは何か、iOSでの深度データの扱い方、どういったことができるかがまとめられている。

ツール、ライブラリ

Umbrella JS

jQuery代替のDOM操作ライブラリ。2.5KBと軽量。

Connehito/gdp : GitHub

Gitリポジトリに対してtagの作成とそれを元にGitHubへリリースノートを公開できるCLIツール。Go製。

aergoio/litetree: GitHub

ブランチを持てるSQLite。トランザクションを実行するとコミットが追加される。

minio/minio: GitHub

S3互換のオブジェクトストレージサーバー。S3 APIとの互換性もある。Go製。

テキスト校正くん : Visual Studio Marketplace

textlintが内包されているVS Code拡張。デフォルトで標準的なルールが設定されている。以下は紹介記事。

サービス、アプリ

Making Slack better with BetterSlack : g3rv4

Slackを便利にするChrome拡張。特定のユーザーを非表示にできる、スレッド投稿時にデフォルトでAlso post to #channelのチェックボックスをオンにするなどの機能がある。

すぐにSlack社からの要請で公開停止となり話題に。ソースはGitHubで公開されている。

Arcentry: Create beautiful cloud and open-source diagrams

システム構成図をプログラマブルに作成できるサービス。APIもある。

Gitpod - Code Now!

GitHubと連携可能なオンラインIDE。Docker環境も自動構築されターミナルへのアクセスも可能。以下はリリース記事。

Picular

キーワードを入力するとそれっぽいカラーコードを出してくれるサービス。

ClickUp

プロジェクト管理サービス。定期タスクの登録、タイムトラッキング、GitHubやSlackとの連携など機能が豊富。