#124です。

先週はMicrosoft Tech Summit 2018が開催されていました。基調講演のビデオが公開されています。

また、プロダクトマネージャー・カンファレンス 2018が開催されていました。資料のまとめはまだないようですが、以下のレポートを見ると概要が分かります。

今週のイチオシ

エンジニアのチーム構成・組織構成の潮流、プロジェクトに付くかプロダクトに付くか : valid,invalid

プロジェクトベース開発のデメリットについて。長期的な観点が不足する、ビジネスと開発が分断してしまうなど。

エンジニア組織の構成についてうまくまとめられていると思いました。SpofifyのSquad、Tribeのモデルが良さそうに見えるものの、実際には組織の状態やフェーズによって最適解は変わってくると思います。それにあった構成を作れるようにパターンを知っておくことが大事なのかなと思います。

ニュース

Get started with improved G Suite Developer Hub : Google Cloud Blog

GoogleがG Suite Developer Hubの提供を開始した。Google Apps Scriptを管理しやすくするダッシュボード的なもの。

Announcing Cloud Scheduler: a modern, managed cron service for automated batch jobs : Google Cloud Blog

GoogleがCloud Schedulerをリリース。マネージドなcronサービス。

リポジトリ数が1億件に達しました! : The GitHub Blog

GitHubのリポジトリ数が1億件を突破。他にも登録している開発者の数や、国別のコントリビューション数などの情報がレポートとして公開されている。

Announcing CircleCI Orbs and our new Technology Partner Program

Circle CIがCircle CI Orbsをリリース。commandsやjobsをパッケージのようにまとめて使い回せる仕組み。公開も可能。以下も合わせて読むと理解が深まる。

アーティクル

A Netflix Web Performance Case Study : Dev Channel – Medium

NetflixのWebパフォーマンス改善の話。ログイン前のページをいかに高速にしたかについて。クライアントサイドのJavaScriptを減らす、<link rel = prefetch>とXHR prefetchを併用するなど。

HTTP over QUICと、その名称について (HTTP3について) : ASnoKaze blog

HTTP over QUICについて。Googleが使っているQUICとIETFで標準化を行っているQUICの違い、HTTP over QUICの位置づけと概要について。

Android Developers Blog: Unfolding right now at #AndroidDevSummit!

Android Dev Summitのまとめ。折りたたみディスプレイへの対応、In-app Updates APIの提供など。来年Android StudioがChrome OSに対応するこも発表。

Android Vitals を活用してアプリの品質の問題を解決し、Play ストアでのパフォーマンスを向上させる方法(パート 1) : Google Developers Japan

Androidアプリでの過度のwakeup、アプリケーション応答なしの問題点、発生原因と対応策についてとAndroid Vitalsをどのように活用するかについて。

「GDPRとかいろいろあるけど、それでも個人でWebサービス開発やっていこうよ」という話 : えいのうにっき

個人サービスをGDPR対応するときに考えることのまとめ。利用規約の書き方についても書かれている。

スライド、ビデオ

DevOps with Database on AWS : SlideShare

データベースのDevOpsについて。スキーマを変更にかかる時間を短縮するテクニック、スキーマ変更のバージョンを適切に管理する方法などがまとめられている。

インフラエンジニア エボリューション ~激変する IT インフラ技術者像、キャリアとスキルを考える~ at Tech Summit 2018 : SlideShare

今どきのインフラエンジニア事情について。環境の変化によるインフラエンジニアに対する期待の変化、必要なスキル、コミュニティ、キャリアについてまとめられている。

エンジニアリングするデザイナーが領域を超えて見えたこと / designers-to-implement : Speaker Deck

デザイナーが自らXcodeを使ってコードを書けるようになったことで変わったこと。どのようにして取り組んだか、開発スタイルがどう変わったか、どのような効果があったかなど。

マイクロサービスと設計原則 / Microservices and Design Principles : Speaker Deck

マイクロサービスの設計ポイント、設計原則について。実際の問題にこれらを当てはめるときの方法と出てくる問題点について。

「正しい」運用手順書を作る /20181106-ssmjp-operation-procedure : Speaker Deck

正しい運用手順書について。論理的に正しい、実質的に正しい、読み手にとって正しいの3つのレベルに分けて説明されている。運用自動化と運用手順書の関係性についても書かれている。

ツール、ライブラリ

iDevice.js

アクセスしてきているiOSデバイスの種類を判別するJavaScriptライブラリ。

mtbarta/monocorpus: GitHub

機械学習エンジニア向けのノートアプリ。Markdownでメモを取れたり、Arxiv IDを入れてインポートできたりといった機能がある。

Rev3rseSecurity/WebMap: GitHub

NmapにWebダッシュボードとレポート機能をつけたツール。

glean : Visual Studio Marketplace

Reactのリファクタリング用VS Code拡張。JSXを新しいコンポーネントに抽出したりできる。

picturepan2/spectre: GitHub

軽量でFlexboxベースなCSSフレームワーク。

Jaeger: open source, end-to-end distributed tracing

オープンソースな分散トレーシングツール。Go製。

サービス、アプリ

Pushdata.io

シンプルな時系列ストレージサービス。POSTでデータを送ってGETでデータを受けるだけ。バックエンドはTimescaledbを使っている。

TabNine

ソースコードを解析して機械学習によりあらゆる言語のオートコンプリートを提供するツール。VS Code、Sublime、Atom、Vimなどをサポート。

codeadvice

ソースコードをオンラインで共同編集できるサービス。