#133です。

先週はCES 2019が開催されていました。以下あたりを見るとだいたいのトレンドは抑えられそうです。

Regional Scrum Gathering Tokyo 2019が開催されていました。以下で公開されている資料がまとめまられています。また、私も参加してきたのでレポートを書きました。

次世代 Web カンファレンス - connpassも開催されていました。以下を見るとどのような議論があったのかだいたい把握できます。一部動画も公開されているようです。

今週のイチオシ

スクラムをうまく回すために受け入れ基準をきちんと書く : SmartHR Tech Blog

チケットを書くときは曖昧に書かずに受け入れ条件まできちんと書いた方がよいという話。よいチケットとは何か、具体的にどういうことを書くか、曖昧なチケットを放置すると何が起きるかが書かれている。

チケットを誰が見ても理解できるように書くことで曖昧さがなくなり開発しやすくなるのは間違いありません。いわゆるDoneの定義ですね。しかし、逆にチケットを書くのが億劫になってしまうのも事実だと思います。チケットに受け入れ基準まで書くのをうまくプランニングに組み込むなどしてめんどくさいと思わないような工夫が必要だと思われます。
また、この記事はスクラムの文脈で書かれていますが受け入れ基準を明確にする = Doneの定義を明確にする、というのはどんな仕事でも有用なことだと思いますので意識したいですね。

ニュース

Mac版のOneDriveで「ファイル オンデマンド」機能がロールアウト。内蔵ストレージの容量節約が便利に : Engadget 日本版

Mac版OneDriveアプリのファイルオンデマンド機能が正式にロールアウトされた。順次アップデートされるとのこと。

新しい年とともに、新しいGitHub を : The GitHub Blog

GitHubがプランのアップデートを発表。無料プランでプライベートリポジトリが利用可能に、またEnterprise Cloud (旧GitHub Business Cloud)およびEnterprise Server(旧GitHub Enterprise)を含んだEnterpriseプランを提供。

VS Code: Now creating pull requests : The GitHub Blog

VS CodeのGitHub extensionでPRが作れるように。

1.9.0 — Homebrew

Homebrew 1.9がリリース。Linux、Windows10のWSLもベータサポート。Linux版はLinuxbrewを利用する形。

「GNU Bash 5.0」リリース、10年ぶりのメジャーバージョンアップ : Publickey

Bash 5.0がリリース。2009年ぶりのメジャーバージョンアップ。

アーティクル

保守性・可読性の高いPythonコードを実装するためにはどうすればよいか : はてなの金次郎

Pythonできれいなコードを書くための方法について。カバレッジの取り方と可視化の仕方、Lintの設定、コードメトリクスの計測方法などがまとめられている。

モバイルアプリのCIをBitriseにして1年が経ちました : pixiv inside

ピクシブでのBitrise活用方法について。差分管理機能があるのでワークフローはGUIで管理、developブランチにPushされるたびにアプリインストール先のリンクとQRコードをSlackに投げているなど。

Webフロントエンドでアニメーションを実装する時になにを考えるか : Qiita

アニメーションを実装するときの考え方について。アニメーションの目的、実装するときに考える要素、実例が書かれている。Cognitive Load=アプリを操作するときに消費するワーキングメモリーを減らすのが目的。

開発者は“自分のため”にテストを書くべし––TDDをはじめるうえで大切なこと : ログミーTech

TDDを始める上で大切な考え方などについて。自動化はやりやすいところからやる、チームが楽しく働くためにテストを書く、いつ自動化するかなど。

8 Productivity Tips for GitHub : DEV Community 👩‍💻👨‍💻

GitHubの便利機能について。リポジトリ内のファイルの検索方法、関数へのジャンプ方法、Saved replies機能などが紹介されている。

クラウドネイティブなプログラミング言語Ballerinaとは? : Think IT(シンクイット)

Microservicesを作るためのプログラミング言語Ballerinaについて。特徴や簡単な使い方が書かれている。

スライド、ビデオ

#RSGT2019 ちゃんとやってるのに なんかうまくいかないスクラム からの脱出 : Speaker Deck

ちゃんとやっているのになんかうまくいっていないスクラムチームにどうアプローチしたか。具体的にやったこととそれにより何が解決できたかが書かれている。期待と違う現実と向き合ってスクラムを回していくのが大事。

行動分析学に基づくScrumの導入 : SlideShare

行動分析学の考えをスクラムに適用するという話。スクラムが機能しない原因となる標的行動を特定、個人の好子と嫌子を考慮して後続事象をデザインする。

スクラムチームをやめて、20人でカンバン運用してきた半年間の軌跡 / Stop Scrum Start Kanban : Speaker Deck

クロスファンクショナルなチーム構成から職能チームに変更、全体を俯瞰するカンバンを作成、開発プロセス改善のための横断チームを作ってカイゼン活動のサポートを行うなど。

学習する/Unlearnするチームへ #RSGT2019 / Learning and Unlearning Team : Speaker Deck

新人研修で感じた成長の加速度とそこから得られたUnlearnすることの重要性について。

RSGT2019 リーダーシップを一度捨ててチームの輪の中に置いた話 : SlideShare

リーダーシップを1度捨ててチームビルディングをやり直した話。リーダーシップは持とうと思えば誰でも持てる、誰よりもメンバーを信じた、メンバーが信じられる人を目指したなど。

FiNCのクライアントアーキテクチャを揃える試み / 20190110 #app_mp : Speaker Deck

AndoirdアプリとiOSアプリでアーキテクチャを揃えるために検討したことなどがまとめられている。両プラットフォームで完全に足並みを揃えるのは難しい、ドメインへの意識が強まったなど。

ツール、ライブラリ

takumayokoo/oogrep: GitHub

OfficeファイルをGrepするツール。Go製。

FromJS - An experimental data-flow analysis tool for front-end JavaScript

DOM上の文字列がコードのどこで作られているか調べられるツール。

Cucumber

Behaviour-Driven Development(BDD)をサポートするテストフレームワーク。色んな言語ごとの実装が用意されている。

motemen/git-shared-submodule-update : GitHub

git submoduleを高速化するシェルスクリプト。git submodule update時にキャッシュを作りそれを利用する。

alexp2ad/record-ios-simulator: GitHub

iOSシミュレーターの動画録画を簡単にできるスクリプト。alfredworkflowが用意されているのでAlfredからも簡単に呼べる。

MarkDeck - presentations as code

Markdowonでスライド作れる系のツール。asciiartを実際のimageにしてくれる機能もある。

サービス、アプリ

Moesif | API Product Intelligence for REST, GraphQL, and Web3 APIs

Web APIの分析サービス。利用状況やエラー状況を収集、分析できる。

AnyPicks(エニーピックス)

技術系記事をPickしたりコメント投稿できるサービス。

RunJS - Write and run JavaScript instantly

JavaScriptの実行結果をインタラクティブに確認できるMacアプリ。TypeScriptもサポート。

Add Free Text-to-Speech to Your Site | WebsiteVoice

ブログに音声読み上げ機能を追加できるサービス。

Quests

GitHub、GitLabのIssueとPRをメニューバーで確認できるMacアプリ。

Iframely - Embeds codes for today’s Internet

WebコンテンツのHTML埋め込みコードを生成できるサービス。$29/monthから。