#144です。

先週はGoogleにこうやって入りましたというエントリが流行っていました。Googleに今も所属している方もすでに退職している方のエントリもあるのでなかなか面白いです。

今週のイチオシ

小さなチーム、大きな仕事を実装するモブプログラミング / Mobprogramming as Change The Way Your Work Forever : Speaker Deck

モブプログラミングについて。モビングのやり方や理想的な環境、コミュニケーションや生産性を阻害する要因に対する作用などがまとめられている。

モブプログラミングがどういうものか、どういった効果があるのかがまとめられておりモブプロやってみようと思わせる内容だです。分担作業とモビングどちらも良いところがあると思うのでこの資料にもあるようにうまく使い分けていく工夫が必要だと思います。「うちのチームは無理」と、「やる or やらない」の2択で考えずにどっちの方法も知り、使い分けていけるチームを目指すのがよいと思います。

ニュース

[llvm-announce] LLVM 8.0.0 Release

LLVM 8.0がリリース。ターゲットバイナリにWebAssemblyが正式に対応。

Chromium Blog: Debugging Websites in Chrome for iOS

Chrome for iOSの最新版v73にインスペクトツールが追加された。chrome://inspectで開きレコードを開始して別タブでサイトを表示することで記録できる。

Kubernetes 1.14: Production-level support for Windows Nodes, Kubectl Updates, Persistent Local Volumes GA : Kubernetes

Kubernetes 1.14が正式リリース。Windowsコンテナの扱いを正式にサポート。

アーティクル

オブザーバビリティ(可観測性)がなぜ必要だと考えるのか : YAMAGUCHI::weblog

オブザーバビリティ(可観測性)について。オブザーバビリティの定義、オブザーバビリティとモニタリングの関係性、オブザーバビリティが今必要な理由などが書かれている。

オンボーディングのはじめかた : Quipper Product Team Blog

QuipperのSREチームでの新しく社員が入ったときのオンボーディングについて。チームの価値観を伝えてゴールを明確にする、具体的な学習ステップを設計する、やることのチェックリストを渡す、1on1の実施など。

Defining a Distinguished Engineer : Jessie Frazelle’s Blog

優秀な技術リーダーについての考察。常に学び続け他の人にも学び続けることの価値を伝えられる、他の人の成長をサポートできる、品質/性能/セキュリティを重視する、外部コミュニティからも知見を得られるなど。

Maybe You Don’t Need Kubernetes : Matthias Endler

KubernetesではなくNomadを使っている話。Kubernetesが合わなかった理由、Nomadを選んだ理由や利点が書かれている。Kubernetesを使った方がよい時についても書かれている。まあチーム状況やプロダクト要件によって異なるだろうな。

Flutter vs React Native — Will Flutter Kill React Native

React NativeとFlutterの比較。ユーザーインターフェイス、パフォーマンス、開発時間、コミュニティ、コード構成の視点で書かれている。

Webアプリケーションにおける正しいキャッシュ戦略 : Sansan Builders Box

Webアプリのサーバーサイドのキャッシュについて。キャッシュデータの性質と危険性について、Cache-Aside PatternとBroker Patternのメリットとデメリットについて。

スライド、ビデオ

「質」のいいユニットテストを書くためのプラクティス / practices to write better unit test : Speaker Deck

なぜユニットテストを書くのか、費用対効果の高いテストを書くための考え方について。意図を伝えるテスト、テストを独立させる、テスト容易な設計などの考え方や実践方法が書かれている。

簡単にできる文章力上達術|ベイジ社内勉強会資料 : Speaker Deck

よい文書を書くためのコツについて。文字を減らすためのポイント、曖昧な言葉を使わず具体的な言葉を使う、構造を分かりやすくする。

会計freee が yarn から npm に出戻った本当の理由 : Speaker Deck

yarnからnpmに戻した話。npm 6ではyarnの同等のインストール速度になった、package-lock.jsonが自動生成されるようになった、プロジェクトごとにyarnのバージョンが違いバージョン管理が必要になってしまうなど。

Webアプリエンジニアに贈る アプリケーション開発におけるサーバーレス流の考え方 / The concept of serverless in application development : Speaker Deck

サーバーレスについて。サーバーレスの特性、どう設計するどうチーム開発するかといった課題とその解決方法、サーバーレス流の考え方などがまとめられている。

新規チームで新規開発を始める時にやること : Speaker Deck

開発を新規で行うときに決めておいた方がよいことについて。フォーマッタ、CI、Lint、メッセージテンプレート、テスト方針などがチェックリス形式でまとめられている。

ツール、ライブラリ

qri-io/qri: GitHub

IPFS上に構築されたデータサイエンスのためのデータセット共有システム。

valeriansaliou/sonic: GitHub

高速で軽量なスキーマレスな検索バックエンド。Rust製。ElasticsearchよりもRAM消費量少なく、CPUフットプリントも低い。

KaTeX/KaTeX: GitHub

Tex形式でWeb上に数式のレンダリングができるJavaScriptライブラリ。MathJaxよりも高速とのこと。

johnpapa/vscode-peacock: GitHub

複数Windowsを開いているときにworkspaceごとのテーマカラーを変更できるVSCode拡張。

realdennis/md2pdf: GitHub

ブラウザ上で動くmarkdownエディタアプリ。PDFの出力ができる。ローカルのmdファイルの読み込みも可能。

surviveplus/CrudMatrixGenerator: GitHub

C#のコードの中からEntity FrameworkやLINQ to SQLを使っているところを見つけそこからCRUDのメトリクスを出してくれるツール。

サービス、アプリ

Mathigon

高校くらいまでの数学をオンラインでインタラクティブに学べるサービス。

ManyPixels

ロイヤリティーフリーのSVGのイラストを検索できるサイト。

Developer to Manager

デベロッパーからマネージャーにキャリアチェンジした人達のインタビューを集めたサイト。

Twist — より穏やかで、体系的なリモート ワーク

Slackみたいなチャットサービス。会話はスレッド形式で管理される。APIも用意されている。Todoistの会社が作っている。

mockdown

Webサイトの画像をアップロードするとモックアップ画像に変換してくれるサービス。