#228です。

先週はTravis CIの新しいpricingモデルが話題になっていました。public repositoriesでもクレジットの上限が設定されることになりました。Open Sourceプロジェクトで使っている場合はインパクトが大きいものとなっています。

ニュース

Expanded Support for Open Source Software Projects - Docker Blog

Docker社がDocker Hub無料プランに対してpull数の制限などをしたがOpen Sourceプロジェクトに対してはこの制限を適用しないことを発表。ただし、申し込みをして承認を受ける必要がある。

アーティクル

なぜGoogle Meetの背景ぼかしが最強なのか(一般公開版)

Google Meetの背景ぼかし機能のGoogleによる解説記事の解説。利用されているMediaPipeについて、MediaPipeをWASMで実行することの利点などが書かれている。

リモートワークとは朝から晩までビデオ会議をすることではない ギットラボに学ぶ、非同期のマネジメント : DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

GitLabのフルリモートでの働き方について。タスクの完了責任を担う直接責任者(Directly Responsible Individual:DRI)とタスクが完了したかを決める役割Maintainerを定義してタスクを実行するなどいくつかの方法が紹介されている。

Real World Haskell — Monday Morning Haskell

HaskelでWebバックエンドを作成するための方法について。データベースへのデータ保存方法、APIサーバーの作り方などがステップバイステップで書かれている。

Why use GraphQL? : Apollo Blog

RESTではなくGraphQLを使う理由について。APIのバージョン管理が必要ない、ペイロードをより小さくできる、Strictに型指定されたインターフェイスがある、エラーハンドリングがやりやすいなど。
この記事はApolloを使う理由であってちょっと宣伝っぽく大げさに言っているのでより冷静な判断ができるように一歩引いた目でGraphQLについて解説している以下の記事も合わせて読むとよい。

ウェブログからSQLで指標を計算する8構文~GA4のBigQueryを題材に : marketechlabo

GAのログをBigQueryに入れたときによく使う分析クエリのまとめ。総PV数、セッション数、○○したPV数など大乗的なものが8つ紹介されている。

ツール、ライブラリ

curlpipe/ox: GitHub

Terminal上で動くRust製の軽量エディタ。

ProxymanApp/atlantis: GitHub

iOSアプリ用のネットワークデバッグツール。HTTPプロキシをたてたり証明書をインストールするのではなくアプリ自体にライブラリを入れるタイプ。

ffmpegwasm/ffmpeg.wasm: GitHub

ffmpegのWebAssemblyポート。ffmpegをブラウザ上で動かせる。

Uno Platform

.NETのマルチプラットフォーム開発フレームワーク。C#、XAMLで書いて各プラットフォーム用にコンパイルできる。

holistics/dbml: GitHub

データベース構造定義用のDSL。dbdiagram.ioで視覚化できたりSQL(DDL)を生成できるCLIツールも付いている。

Shyp/generate-tls-cert: GitHub

自己証明書(いわゆるオレオレ証明書)を作成できるツール。root証明書、leaf証明書の両方作れる。

Compose for Desktop UI Framework : JetBrains: Developer Tools for Professionals and Teams

Jetpack ComposeをベースにWindows,macOS,Linux用のDesktop向けのUIも構築できるようにしたJetBrains製のフレームワーク。

サービス、アプリ

Django Doctor - Django code improvement bot

DjangoのアンチパターンをPR時に検知して修正してくれるGitHub Apps。

Cookieの利用を拒否し、Cookieバナーを出さなくできるブラウザ拡張。Chrome,Firefox,Edge用がある。